「生きているうちに核兵器廃絶を」原水禁世界大会

〇原水爆禁止2019世界大会・長崎に、愛高教からは2名が参加しました。8月7日の開会総会には全国から4000人、愛知からは106人の参加。会場に向かう市電は若者であふれていて、ワクワクする気持ちで会場入りできました。
開会全体会でひときわ大きな拍手となったのは、田上長崎市長、オール沖縄会議・稲嶺前名護市長の訴えです。国連で核兵器禁止条約が2017年に採択され、すでに70か国の署名、批准も24か国に達していることが希望とともに語られました。一方で核保有五大国の「核抑止」政策とのたたかい、ヒバクシャ国際署名の重要性が明らかにされた大会でした。被爆者の平均年齢は82歳を超えています。「生きているうちに核兵器廃絶を」という願いにこたえるため、我々は急がなければなりません。

〇原水爆禁止世界大会の参加は4半世紀ぶりのことであった。前回は広島で、今回は長崎に初めて参加した。
初日の開会総会に引き続き、2日目は「核兵器と原発」分科会に参加した。コーディネーターの安斎育郎さんの話に続き、原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟会長の吉原毅さんの講演に興味をそそられた。吉原さんは城南信用金庫理事長の在職中、店舗の使用電力を東京電力から購入することをやめ、自然エネルギーなどを使う電力会社に切り替える脱原発を実行した異色の経営者である。太陽光発電システムを採用、蓄電池設備も導入して電力を自然エネルギーで賄おうとしている私にとっては面白い話を伺うことができた。
夕刻は、教職員平和のつどい」に参加して、交流を深めた。

(「愛高教情報」2019年9月25日)