安定してつながるオンライン環境を

4月16日に発表された、県立学校に導入されるオンライン授業に関して、5月7日に愛高教として県教委に対し要請を行いました。
今回、休校措置の長期化によりオンライン授業が急浮上しました。
学校側の設備や教員の利用技術、そして何よりも生徒の利用環境がしっかりと整っていない中で拙速に進めることは、コンピュータ機器やネットワークの担当者をはじめ現場の教職員に過重な負担を与え、また生徒の家庭環境の差により学習権に大きな格差をもたらします。
さらに教員の専門職制の観点からも、特定の授業法や教材などが押しつけられることがあってはなりません。
以上の要請に対し、県教委・教育企画課からは、「学校現場に大きな負担や混乱をもたらさないよう、現場の先生方の要望を受け止めながら進めていきたい。また生徒の家庭環境による教育格差が広がらないよう、生徒用の端末配備計画を予算の範囲内で調整していきたい」との回答がありました。
愛高教は、生徒の1人1台のPC導入やオンライン授業の進展など教育のICT化に対して、引き続き注視してとりくみます。
(「愛高教情報」2020年6月3日)