ハラスメントのない職場づくりをすすめよう

厚労省の「平成30年度個別労働紛争解決制度の施行状況」によると、「総合労働相談」の事由の中で「いじめ・いやがらせ」がトップで、過去最高となっています。また、「いじめ・いやがらせ」の相談件数はもともと多かったわけではなく、この10年で一番増加した相談類型です。
こうした調査結果からも、現在、「いじめ・いやがらせ」すなわちハラスメントが深刻化していることは明らかです。

愛高教が2016年度に各職場でとりくんだ「ハラスメントアンケート2016」によれば、以下の結果が出ています。
回答数 549名

1 職場でセクハラやパワハラなどの被害に遭われたり、同僚が被害に遭っている様子を見たり、聞いたりしたことはありますか?
・被害にあった 38(6.9%)
・被害に遭っているのを見た、聞いた 93(17%)

2 該当するものがあれば〇で囲み、具体的内容を書いてください。
・生徒や保護者、同僚の前で叱責する  37
・性別意識に基づく暴力的発言や不快な発言をする 28
・「これも初任研だ」などと仕事を押し付けられる 15
・「年休取るな」、「部分休業、迷惑だ」など権利が認められない
(認めたがらなかった、認めたが嫌みを言われたものも含む) 12
・行きたくない宴会・遊興などへの参加を強要する 9
・不本意な身体的接触をする  5
・妊娠・出産にかかわって嫌みを言う  4
・任用や人事をほのめかし、仕事を押し付ける 4
・結婚・妊娠や電話番号等プライベートなことを執拗に聞く 2
・その他  45 (具体的内容は略)

愛高教が、2020年1月29日に職場配布した「学習討議資料 ハラスメントのない職場づくりをすすめよう」もあわせてお読みください。