愛知県教育委員会に、緊急の申し入れ(4/15)

安全・安心な再開のために

愛高教は、新型コロナウイルスの感染が拡大する事態を受けて、4月15日に愛知県教育委員会に緊急の申し入れを行いました。
教職員のいのちと健康・安全を確保すること、臨時休業中の在宅勤務を認めること、非常勤職員の賃金を保障すること等を要請しました。
県教委は、「先日、『在宅勤務の実施について』の文書を通知しました。この通知をもとに、教材研究をしっかりしていただいて、学校再開に向けてとりくんでいただきたい」などの回答がありました。
さらに、「今後の情勢次第では、急な対応が必要になるが、今回の要請を受け止めて対応していきたい」と述べました。

今回、提出した要請書は、以下の通りです。

愛知県教育委員会教育長  様

愛知県高等学校教職員組合執行委員長

新型コロナウイルス感染症に関する要請書
日頃は、県立学校の教育条件整備のため、ご尽力されていることに敬意を表します。
さて、4月10日の大村秀章知事による「緊急事態宣言」を受けて、県立高等学校・特別支援学校等では5月6日まで休校となっています。その間の生徒、教職員の安全を確保することはもとより、学校再開後も生徒、教職員が安全に学べる学校とするため、また教職員の服務、賃金その他についても下記の点を緊急に要請します。

1 新型コロナウイルス対策に関わって、すべての子どもたちと教職員のいのちと健康・安全を確保するための体制を確立すること。また、マスク・アルコール消毒液等を県の責任で、各職場に配布すること。

2 臨時休業中については、在宅勤務を認めること。もしくは、条件を付さない職専免を認めること。

3 臨時休業中における非常勤職員の賃金を保証すること。

4  2020 年度の教育課程の編成において、休校措置により計画された授業時数が確保できない場合でも、標準授業時数を超えて授業時数を確保する必要はなく、地域や学校の実態を踏まえ、各学校で弾力的に対応するものであることを徹底すること。

5 新型コロナウイルス感染症の影響により、収入が急変した子どもたちの学資を負担している者に対し、授業料減免措置等の必要な支援をおこなうこと。

以上