【談話】名大祭における自衛隊ブースの出展に関わる名大職組の声明について

【談話】名大祭における自衛隊ブースの出展に関わる名大職組の声明について

 

2026 年6 月12 日に、名古屋大学職員組合は「第67 回名大祭における自衛隊ブースの出展中止を求めます」という声明を出しました。これは、第67 回名大祭において、自衛隊によるブースが設置され、自衛隊車両の展示や「自衛隊式体力測定」、防災知識の紹介などが行われる予定となっていたことに対するものです。

 

学問の府は、批判的精神を養い、時の権力や世俗的権威から独立して、自由闊達な研究を行うことが期待されます。だからこそ、歴史が示すように、戦時においては大学や高校などの高等教育の解体が狙われ、研究者や学生の動向に政府が目を光らせます。スパイ防止法の成立が狙われる今、自衛隊という実力組織が大学構内を自由に歩き回る可能性があった今回の企画に対して、名大職組が危機感を抱き、機敏に対応したことは、学問の自由と学生を守る立場にある者として当然のことです。

 

名古屋大学は、かつての侵略戦争において大学が戦争を肯定する学問を生み出し、学生を戦場へ送り出した過去への深い反省に基づいて、1987 年に「名古屋大学平和憲章」を制定しました。同憲章は、「いかなる理由であれ、戦争を目的とする学問研究と教育には従わない」、「軍関係機関およびこれら機関に所属する者との共同研究を行わず、これら機関からの研究資金を受け入れない」と宣言しています。

 

私たち愛高教も、「教え子を再び戦場に送るな」を旗印として、自衛隊が学校教育に関与することや自衛隊の海外派兵などに反対してきました。賭命義務を負う自衛隊は一般的な職業とは異なります。私たちは、自衛隊に入隊した教え子たちを戦場に送るな、と言い続けます。そして、名大祭における自衛隊ブースの出展についての名古屋大学職員組合の声明に連帯します。

2026年6月19日

愛知県高等学校教職員組合

執行委員会

【談話】名大祭に関わる名大職組の声明について