専門部の役割について
- AIKOUKYO SENMONBU -
愛知の県立学校には、
全日制、定時制・通信制、障害児学校があります。
そこで働く教職員の構成は、
年齢、性別のほかに、教諭、実習教員、養護教諭、学校司書、用務員、事務職員、給食調理員、栄養士と様々です。
また、多くの臨時教職員の方もいます。
子どもたちひとり一人に寄り添った教育をするため、
働きやすい職場環境にするために、
それぞれの立場で共通する要求を持ち寄って専門部を構成しています。
愛高教では年に一度、
各専門部が県教委と専門部交渉をする中で、
これまで様々な要求実現をしてきました。
また、専門職としての力量を高めるために学習会の開催や、
学校を超えた仲間同士の交流会などを実施しています。
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若手ならではの問題に焦点を当て、
改善に努めています。
初任研や部活動に関しての問題、ハラスメントなどについて、
アンケートや実体験をもとに
県教委と交渉するなどのとりくみを行います。
最近では、
初任研の閉講式をなくすなどの改善を勝ち取りました。
また、
教師としてのスキルアップのために学習会などの企画をしたり、
青年教職員のつながりをつくるために、
バーベキューや新年会などの交流の企画をしたりといった活動も大切にしています。
青年部は組合活動の入り口です。
楽しみながら組合活動をして、教職員生活が豊かになるよう努力しています。
1966年に始まった組合女性部(当時「婦人部」)は、
「女性が働き続けられるための権利実現」
から始まり、
現在は、
「どんな人でも生き生きと働き続けられる権利の実現」
を求めて活動しています。
女性部はこれまで、
家事、育児、介護、病気などと、
働くことの両立を求めてきました。
そしてそれは、
性別に関係なく誰しもが向き合うことです。
どんな状況に置かれた人も、
「働き続けたい」という願いを実現できるよう、
女性部は豊かで柔軟な働き方の実現を目指しています。
障害児学校部は子どもたちの幸せ、
働く教職員の幸せを願って日々活動しています。
どんな障害をもっていても学ぶ権利があり、
発達を保障しなければならないという願いを
制度の上で実現した養護学校義務制から40余年がたちます。
しかし、
学校で学びたいという希望者が増えても
愛知では新しい学校建設は遅々として進みませんでした。
私たち障害児学校部は保護者と手を取り合い
粘り強く県に訴えたこともあり、
近年新しい学校建設が実現しています。
仲間と共に「集まる、つながる」をキーワードにして、
子ども理解を深める学習会や、
一泊職場活動交流会などに取り組んでいます。
愛高教定通部は、
定時制・通信制高校に通う生徒の教育環境を向上させるとともに、
そこで働く教職員の労働環境を改善することを目的に、活動しています。
例えば、近年増加傾向にある『外国語を母語とする生徒』に対しては、
『日本語教育』の拡充を県に訴えています。
また、経済的に困難を抱える家庭から通う生徒が多いことから、
スクールソーシャルワーカーの充実も要求しています。
月に2回、定通委員会を開いて定時制・通信制高校で働く先生方に集まっていただき、
各学校の様子を交流したり学習するとともに、
『定通部情報』を発行するなど、情報の共有と発信に努めています。
臨教部は、
雇用不安の大きい臨時教職員の正規採用と
雇用の継続の要求実現をめざして活動しています。
そのための主の活動として、
専門部交渉では、切実な臨時教職員の要求を
教育委員会に伝えています。
また定期的に『せせらぎ』を発行して
さまざまな情報を伝えて、
教員採用試験では、
『しゃちほ講座』へ実行委員として活動を支て、
正規採用の実現にサポートをしています。
また任用不安の大きい年度末には、
任用電話相談を実施して
臨時教職員への相談活動をやっています。
それ以外にも、
県立学校で働く臨時教職員のつどいや
秋の企画では紅葉ハイキングなどもやっています。
全国の臨時教職員との交流への参加もすすめています。
実習教員は高等学校に勤務する教育職として、
理科のみならず、
農業・工業・商業・水産の職業に関する学科や
障害児学校において専門教育に従事しています。
学校教育法第60条の4には
「実験又は実習について、教諭の職務を助ける」
としか規定されていませんが、
実際の学校現場では
校務分掌や部活動指導、司書業務など
職務は多方面に渡り、多くの問題や矛盾を抱えています。
私たちは、
実験・実習教育をより充実させ、
あらゆる校種の実習教員の課題を解決するために活動しています。
2003年9月に養護教員部が専門部となって15年以上がたちます。
以前は公簿であった「養護教諭執務記録簿」を公簿扱いから外させたのは、
養護教員部の数年にわたる県教委との粘り強い交渉の成果です。
困ったときに気軽に相談できる仲間がいる、
要求をまとめ県教委と交渉できる場所があるということは、
特に少人数職種である養護教諭にとってとても力強いものです。
あなたも、ともに励まし合い、支えあい、学び合う仲間になりませんか?
司書部は、
学校図書館ではたらく教職員で構成されています。
図書館職員の身分の確立、
権利の拡大、学校図書館の充実を
めざして活動しています。
さらに、
「すべての学校に専任・専門・正規の学校図書館職員の配置」
をめざし奮闘しています。
豊かな教育をすすめるためには、
学校の環境整備が必要不可欠ですが、
そのために奮闘しているのが用務員です。
私たち愛高教用務員部は、
用務員に関わる要求・課題の実現を
めざして活動しています。
子どもたちが安心して学べる学校をつくっていくために、
正規採用の再開や施設設備の改善などを求めています。
学校における給食も
生徒にとっては大切な場です。
その給食に関わっているのが
調理士や栄養士です。
私たち愛高教給食従事員部は、
子どもたちに美味しい給食を提供し、
元気に活動できる学校にしていくために、
民間委託の凍結や施設設備の改善などを求めて活動しています。
愛高教事務職員部では、
憲法と子どもの権利条約にもとづく教育の推進、
義務教育費国庫負担制度の堅持と教育の機会均等の保障、
貧困と格差拡大を許さず、
平和と民主主義の擁護などの運動をすすめています。
賃金・労働条件の改善、
職務の確立にとりくむとともに、
教育条件の整備・拡充をめざしています。
とりわけどの子にも差 別なく教育を保 障する
無償教育の実現を求めて運動しています。
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