新型コロナウイルス感染急拡大にともなう要請

6月9日「新型コロナウイルス感染急拡大」に関し、県教委に要請を行いました。教職員・子どもが必要であればPCR検査など随時受けることができる体制づくり、希望がある教職員に対しワクチン接種が受けることができる体制づくり、職場の実態をふまえ、必要な予算措置の3点を要請しました。
また、コロナ禍による子どもの心のケア、子どもの貧困のためSC・SSWの増員や時間数増、養護教諭が日々対応している切実な声を訴えました。

以下は要請書です。

2021年6月9日

愛知県教育委員会
教育長 長谷川 洋 様

愛知県高等学校教職員組合
執行委員長  加藤 聡也

新型コロナウイルス感染急拡大にともなう要請書

 日頃は、子どもたちの学ぶ権利を保障するためにご尽力いただいていることに敬意を表します。
5月7日、愛知県が緊急事態宣言の対象地域に加わり、5月12日から5月31日までの間、国の基本的対処方針に基づく緊急事態措置を講じることとされました。しかし、その間、新規感染者の高止まりなどから6月20日まで延長されることになりました。
各学校では、必要な感染防止対策をおこないながら、一人ひとりの子どもたちの成長・発達を保障や学ぶ権利を保障するためには多くの課題があります。感染防止対策を学校まかせにすることなく、県の責任で実状を把握した上で、十分な予算措置と緊急に必要な対策をとることが求められています。
また、コロナウイルス感染急拡大にともない、教職員自身がクラスターなどの発生源になるのではと不安が拡がっています。それを解消し、教育に専念するため、PCR検査を受けることは必要不可欠です。
以上の観点から、下記の事項を緊急に要請します。

1 すべての教職員のPCR 検査体制をただちに確立し、随時必要な検査を受けることができるようにすること。また、学校で生徒や教職員の感染者等が発生した場合などにおいて、必要なすべての子どもがPCR 検査を受けることができるようにすること。

2 コロナワクチンについて、希望がある教職員に対し、接種できる体制づくりを、すみやかにおこなうこと。

3 学校における感染拡大を防止するために必要な条件整備をおこなうとともに、職場の実態をふまえ、必要な予算措置をおこなうこと。

以上