「スタートアップ講座(高校・障害児)」が行われました

3月28日(日)午後、愛知県教育会館にて「スタートアップ講座」が開かれ、高校編では、ベテランと若手の2名の実践報告が行われました。参加者は、15名でした。
いずれの先生も、自らが教員を目指したきっかけから語られました。ベテランレポータからは、「担任は1年で結果を出そうとしないほうが良い」、若手レポーターからは「まとまりが薄くても一人一人にとって居心地が良いクラスにしたい」といった、無理をしない、焦らない、急がないスタンスが語られました。参加者も、それぞれの気持ちを積極的に語っていただけ、初めて担任をされる方にとっては、とても新鮮だったようでした。
障害児学校編でも、15名ほどの参加で活発な議論がなされていました。若い先生からは、「いきなり重複障害の子を担当することになり、かつ様々な障害をもつ子どもが混在する形になっていて大変」という切実な声がありました。ベテランからは、発言者によりそったアドバイスがなされていました。

<高校編の感想の一部を紹介します>
■自分自身が、困難校寄りの学校で担任をやりながら、困っていることもたくさんありました。特に学校に目が向いていない子をどうしようと思っていました。担任としてできることは少ないと感じていましたが、本日の講座を受けてクラスの雰囲気作りや、行事の熱の入れ方など工夫次第で関わりを十分持てると気づくことができました。行事の大切さを改めて感じました。
■担任を初めてやることにとても不安を感じていましたが、たくさんのお話を聴いて、そんなに気負わなくて良いかなという気持ちになりました。クラスのリーダーを「荒くれ生徒」に任せるという発想は目からうろこでした。来年度、担任を持つクラスでは教科の授業に入ることがないので、どのように関係を作っていくべきかと考えていたので、今日のお話は参考になりました。
■これから教員を目指して勉強しているので、まだ経験はないのですが、今後勤務をすることになった際にとても参考になるお話でした。生徒の話をしっかり聞き、寄り添える先生でいたいと思います。
■初めて参加しました。担任を2年間して悩んだり、楽しかったりと2年でも濃度の濃いものでした。発表された先生方は、もっと濃い体験をなさっていて、悩んでいたのは自分だけではないと改めて実感することができました。
■生徒がやりたいことをやらせる、生徒に考えさせる大切さを学んだ。自分のクラスでも生徒を主として頑張らせたい。
■生徒一人一人を気にかけてあげる大切さを知った。学級通信を書くためにも、クラス全体に目を向けて続けたい。
■担任になる不安が少し消えたと思います。自分らしく、生徒にぶつかっていきたい。ありがとうございました。
■(レポーター)普段、このようなお話をすることができる職場環境が大切ですね。やはり経験が伝わり、若さに+αがあると、若手はぐんぐん伸びると思います。話す機会も頂きありがとうございました。色んなことを思い返すことができた時間でした。
■(レポーター)話す側としては、まとまりのない話をしてしまい申し訳なかったのと、それでもみなさんに聞いていただけてありがたかったのと、という気持ちです。他のベテランの先生のお話をきけて、同じ意見の先生方も多くて安心した部分がありました。まずはこのままやっていこうと思えました。一日ありがとうございました。