「憲法守ろう・メッセージボード」を皆で掲げて

愛高教への信頼と期待に 加入の呼びかけで応えよう
愛高教第237回中央委員会ひらかれる

11月14日、愛知県教育会館において、第237回中央委員会が開催されました。
執行委員長は挨拶で、「コロナによる対応を学校が迫られる中、21の分会を訪問し現場の奮闘を見た。教員の働き方改革は進んでおらず、部活動や補習に対して県は具体的施策を進めるべき。学術会議の任命拒否で忖度と委縮が強まっている」と訴えました。
続いて、議案の提案が書記長から。「コロナ危機で新自由主義による社会の脆弱化が明らかになった。学術会議の任命拒否は学問の自由への重大な侵害であり、知事リコール運動では表現・言論の自由が危機にさらされている。『長時間労働アンケート』には1600超の回答が寄せられた。引き続き1年単位の変形労働時間制を許さないとりくみを。これらのとりくみの中でこそ、仲間を増やすために対話を」と提起しました。

昼休みを利用して、憲法メッセージの動画紹介と、「憲法守ろう・メッセージボード」の撮影を行いました。10月30日の執行委員会・憲法ミニ学習会で作成した「憲法守ろう・メッセージボード」のスピーチの動画が披露され、中央委員会の参加者もご自身で、憲法メッセージを記入しました。当日は、憲法の抜粋も資料として配布され、参加者はあらためて条文を読み直す良い機会になったようです。

午後の討論。第1の柱では、職場新聞やスタートアップ講座を活用したとりくみ、コロナ下での職場活動の難しさなどが報告されました。第2の柱では、会計年度任用職員となった非常勤講師の賃金要求、部活動総合指導員の拡充、用務員の夏の労働の厳しさなど切実な問題が語られました。第3の柱では、学びの基礎診断やリモート学習に乗じて教育産業が忍び込んでくる状況、父母集会のとりくみなどが報告されました。第4の柱では、日本学術会議の問題が取り上げられ、憲法を守ることは憲法を学ぶことだ、との意見も出されました。
総括答弁で書記長は、「私はこの参加者の姿と声を交渉の礎にしている。いのちと健康について県の責任において実行させる。粘り強く前進しよう」と訴えました。
今回、修正案は提出されませんでした。議案は満場一致で採択され閉会しました。