「リーフレット 実習教員のみなさんへ」ができました

「リーフレット『実習教員のみなさんへ』2020年度版」ができました
愛高教実習教員部は、県下の実習教員の皆様に、リーフレットを配布しました。
PDFファイルは、こちら
一部を紹介いたします。

あなたも私たちの仲間に
私たち愛高教実習教員部は、実験・実習教育の充実と、県下約 600 名の実習教員の待遇改善のために運動しています。

「制度改革」について
1980年以降、実験・実習教育の充実と「実習教員」に対する様々な制限や差別等を一掃しようと、1993年までの通算7回、議員立法として『制度改革法案』が審議されました。
しかし、解散による廃案をくり返して採決されず、結局成立に至りませんでした。

『制度改革(教諭一元化)法案』とは?
正式名称は、「学校教育法等一部を改正する法律案」です。

① 学校教育法の改正  「実習助手」を削除し職務規程をなくす。
② 高校定数法の改正  教諭と「実習助手」の定数を合算し一本化する。
③ 文部科学省令の改正  理科実験および障害児学校の特殊教科担当の教諭免許をあらたに取得できるようにする。
④ 関連法案の改正  制度改革にともなう関連法を改正する。
⑤ 経過措置  法律成立時に「実習助手」であるものに対し、一定の期間の経過措置をもうける。
というものです。
現在、法案の上程はされていませんが、運動の根幹をなすのは、『制度改革(教諭一元化)』の精神です。
ぜひ、毎年おこなっている「実験・実習教育の充実と『実習助手』制度改革実現を求める署名」にご協力ください。

実習教員の任用改善のために
本県では、長年にわたる正規実習教員の退職不補充などにより臨時的任用実習教員が3分の1にも達しています。
背景には、「教育予算の削減」「座学重視」など多くの問題がありますが、これらの改善のために専門部交渉を通し、実習教員をすべて正規採用すること、臨時的任用実習教員を全員正規採用することを、県教委に対して強く要求しています。
その結果、理科実習教員の採用試験が復活されましたが採用数はわずかで十分ではありません。
ひきつづき、大幅な採用増を求め、ねばり強く要求していきます。

あなたの力が必要です
いまある権利や待遇はだまっていて得たものではありません。
全国の仲間が連帯してたたかい、改善や維持させた結果です。
「なにも言わなければ、なにも変わりません!」
みなさんの組合加入を心からお待ちしています。