「夏休みまで、もたない」の声が

新型コロナウイルス拡大にともなう学校実態調査
6 月3日からの2週間で「新型コロナウイルス拡大にともなう学校実態調査アンケート」を実施しました。感染予防対策については、職員に寄付を募り、消毒作業用のガーゼや清潔な布巾類を用意したり、私用の非接触型体温計を学校で使用しているなどの実態がありました。
臨時休校にともない、多くの学校が授業時間数確保のために夏休みを短縮しました。日数が少ない学校だとお盆の1週間程度、また、日数が多くても、月1回土曜日に授業をするなど、現場からは「夏休みまで生徒も教員ももたない」と声があがりました。
在宅勤務について、「問題がある(29%)」と答えた理由は、「個人情報などのため、自宅では難しい仕事がある」「オンライン授業配信の担当のため、取れない」「仕事の割り振りが上手くいかない」など。在宅勤務ができる環境が整備されていないことが今回の調査でわかりました。
子どものいのちと健康を守ることが求められるとともに、子どもの豊かな成長・発達と学ぶ権利をどう保障するのかが問われています。
(「愛高教情報」2020年7月15日)