【暁鐘】 2020年6月3日

約3ヶ月ぶりに学校が再開に向け動き出した。登校する子どもたちの顔にも笑みがこぼれるようになった。困難にも負けず未来へ進もうとする彼らの回復力の高さに感心する▼この間、脆弱な医療体制の露呈、マスクや除菌液不足、オンライン授業・会議の導入、在宅勤務の拡大、外出自粛による心と体の健康被害など、さまざまな環境の変化に国民の生活は大きな影響を受けた▼一方で国民に適切なタイミングかつ十分な内容の救済策を打ち出せない与党政権には、大変残念な思いである▼東京地検に提出された「桜を見る会」疑惑を追及する告発を門前払いにしてくれた恩人が、外出自粛中の新聞記者との賭け麻雀で辞職に追い込まれた際には、5900万円もの退職金をプレゼントするほど気前のいい首相である。身内や利害関係者への思いやりには評判があるが、なぜそれを国民には向けてくれないのか▼これまで積み重ねた国民からの不信感で急落した支持率は、子どもたちの明るさのようには、簡単には回復しまい。いや、させまい。
(「愛高教情報」2020年6月3日)