オンライン授業で、申し入れしました

愛高教は、5月7日に愛知県教育委員会に対して「県立学校におけるオンライン授業導入に関する要請書」を提出し、申し入れました。

学校休校が長期化する中で、各校でオンライン授業が開始されています。それに伴う諸問題(さまざまな物品の不足、担当者の多忙化、教職員の研修、通信容量の不足、相談窓口など)について意見を交わすことができました。

要請には、副委員長、書記長が参加し、教育企画課長が応対されました。

要請文は以下の通りです。
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2020年5月7日

愛知県教育委員会教育長 様

愛知県高等学校教職員組合執行委員長

 

県立学校におけるオンライン授業導入に関する要請書

日頃は、県立学校の教育条件整備のため、ご尽力いただき感謝申し上げます。

さて、4月16日愛知県教育委員会より「県立学校にオンライン授業を導入」する旨の資料が発表されました。オンライン授業については、特定の教材や指導方法が押しつけられ、教員の専門職性がないがしろにされないか、また情報機器やソフトウエアなどの利用に関する質問や機器の管理について、すでに過剰な業務に追われているネットワーク担当者らがさらなる負担を強いられないか、などの事柄が危惧されています。

学校はすべての子どもたちが等しく安心して学べる場所であるとともに、私たち教職員もその専門性を発揮し、協力して健康的に働くことができる場所でなくてはなりません。
その点から、今回のオンライン授業導入に際して、下記の点を強く要請します。

1 ネットワーク担当者らに負担がのしかからないよう、人的配置など十分な予算措置を行うこと。

2 オンライン授業については教育職の専門職性の視点から、利用するかしないかについては授業担当者の判断に委ねること。

3 保護者の教育費負担増や家庭・地域による教育格差につながらないよう必要な対策を講じること。

以上